全日本大学女子駅伝(26日、仙台市=報知新聞社後援)の区間エントリーと開会式が25日に同市内で行われ、シード8校の監督が会見に出席。前回まさかの4位で8連覇を逃し、2年ぶりの王座奪還を狙う名城大の米田勝朗監督は「チーム目標の“走りで見せる、王座奪還”。

見ている方々に、名城大は負けて強くなったと思ってもらえるような、そんな走りがしたいと思っています」と言葉に力を込めた。

 今回、2区に大河原萌花、3区に主将の米沢奈々香、4区に石松愛朱加と4年生を3人並べた。米田監督は「2、3、4区が鍵になると思っています」とうなずく。区間エントリー決定後に、最上級生3人は「『私たち3人で優勝を決めるということですよね』と言っていました。(5区の)橋本に渡るときには優勝を決定づけたい」と見据えた。

 前人未踏の8連覇を目指した前回は、まさかの4位に終わった。ただ、主将の米沢ら最上級生を筆頭に気持ちを切り替えて強化に励み、今夏の練習はほとんど故障者を出さずに消化した。「7連覇して忘れかけていたことを、負けたことで感じるようになった。全員が本気で陸上競技と向き合って今日まで取り組んできました」と米田監督。

 学生の世界一を決めるユニバーシティゲームズ(7月、ドイツ)代表の細見芽生(1年)、橋本和叶(1年)といった期待の新戦力も台頭。「私が指導してきた中で、選手層としては過去最強かなと思っています」と準備万端で杜の都へ挑む。

 名城大の区間登録は以下の通り。

1区(6・6キロ)細見 芽生(1年)

2区(4・0キロ)大河原 萌花(4年)

3区(5・8キロ)米沢 奈々香(4年)

4区(4・8キロ)石松 愛朱加(4年)

5区(9・2キロ)橋本 和叶(1年)

6区(7・6キロ)村岡 美玖(3年)

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