◆明治安田J1リーグ ▽第35節 柏2―0横浜FC(25日・三協F柏)

 柏はホームで横浜FCと対戦し、2―0で勝利した。

 柏は東洋大に在学中のDF山之内佑成がリーグ戦2試合連続で先発。

前節終了時点で首位の鹿島と勝ち点3差、得失点4差で僅差だ。J1残留争いをしている横浜FCは序盤からラインを下げ、前線にロングボールを蹴り込むサッカーをしてくるが、柏らしいボールを保持するサッカーで主導権を渡さない。好機も作ったが、相手GKヤクブ・スウォビィクの好セーブも光り得点は奪えず。前半43分にはFW小泉佳穂のスルーパスが抜け出した山之内にきれいに通りチャンスになるが、シュートまで持って行けなかった。

 前半はスコアレスで折り返したが、後半に柏が先制点を決める。後半27分、途中出場のMF山田雄士がパスをもらうと、ミドルシュートを打つ。ボールは相手選手の間を抜けてゴール左へ向かい、懸命に手を伸ばすGKスウォビィクの横を抜けてネットの中に吸い込まれた。

 ここで勢いは止まらない。先制弾から4分後、カウンターからチャンスを作ると山之内がエリア右から左足でシュート。一度はじかれるが、こぼれ球をエリア左のMF仲間隼斗が右足で押し込み、リードを2点に広げた。

 同36分に先制点を決めた山田が負傷交代するアクシデントも起こったが、チームは動じず。そのまま最後までスコアは変わらず勝利した。

同時刻に行われた鹿島と京都の一戦で、鹿島が京都に1―1で引き分けたため、勝ち点差は1になった。シーズン残り3戦で逆転を狙う。

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