大阪・読売テレビ制作の日本テレビ系全国ネットのニュース情報番組「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜・前11時55分)が25日、生放送され、高市早苗首相の夫で、日本初の「ファースト・ジェントルマン」となった元衆議院議員の山本拓氏が電話取材に応じた音声がオンエアされた。

 まず高市首相が衆院選に初当選した年の1993年に、読売テレビのバラエティー番組に出演した当時の映像が放映された。

 「恋愛はしっかりしたよ。(交際相手に)『将来の夢とか全部愛してくれる?』って言ったら『それはダメだ』って」

 肩パットの入ったジャケットに数字の「5」やエッフェル塔がかたどられたゴージャスなアクセサリー。31歳の早苗は、自らの失恋話を赤裸々に打ち明けていた。

 続いて山本拓氏の映像。衆院選に福井2区から無所属で出馬したが落選した昨年10月のものだ。

 「(姓を)どっちがどうするか。2人でじゃんけんしましょうと。一発勝負の。勝った方が名前(戸籍上の姓)を取ると。じゃんけんぽんって言って私、負けまして。で、私が高市を名乗ることになりました」

 ともに選択的夫婦別姓に反対し、旧姓(通称)の利用拡大を主張する立場。ユニークな方法で“決着”をつけた。

 さらに直近に収録したとみられる山本拓氏の電話音声が披露された。

 「政治家というのは働いて働いてでしょう。そこらはサポートしていきたいと思いますからね」

 つまり山本氏は、高市氏の「将来の夢」まで全てを受け入れて、愛してくれたというわけだ。

 高市氏と山本氏は2004年に結婚したが、17年に離婚。しかし21年に再婚していたことが判明した。最初の結婚では高市氏が山本姓となっている。山本氏は25年に入ってから脳梗塞で倒れ、右半身不随になった。高市氏が介護していることが報じられている。

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