大相撲の伊勢ケ浜部屋が25日、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)が2月に寄贈した横浜市の新横浜公園相撲場で出張稽古を行った。

 イベントには未経験者を含む小中学生の男女約60人が参加。

伊勢ケ浜部屋からは幕内・伯桜鵬、熱海富士、尊富士らも登場し、子どもたちに胸を出した。こども相撲のみならず、相撲の禁じ手などをユニークに紹介する初っ切り、相撲甚句も披露され、大相撲の魅力をアピールした。伊勢ケ浜親方は「天気が悪い中で午前中から、これだけ多くの方が来てくれて、ありがたい」と感謝した。

 2月に寄贈をした相撲場を拠点に相撲クラブが発足。すでに10人が所属し、活動しているという。今後の土俵の寄贈は「大阪、名古屋、神戸、浜松で進んでいる。まずは相撲をやったことがない子たちが、相撲と触れ合える場面をつくれたらいい」と思いを語った。

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