◆SMBC日本シリーズ2025第1戦 ソフトバンク1―2阪神(25日・みずほPayPay)

 阪神が、2年ぶりの日本一がかかる大事な日本シリーズ初戦をものにし、最高のスタートを切った。

 先発・村上は初回に1点を先制されるも、2回以降はゼロを並べて、7回6安打1失点と好投。

立ち上がりに苦しんだが、尻上がりに状態を上げ、最少失点で試合を作った。

 ソフトバンク・有原を前に5回まで3安打と得点できなかった打線は、6回に1番・近本の中前安打からチャンスを作り、3番・森下の遊ゴロの間に同点とした。続く1死三塁で、4番・佐藤が低め変化球を右中間にはじき返す適時二塁打で勝ち越した。阪神は、セCS最終ステージの3試合で11得点のうち、クリーンアップで10打点をマーク。この日も、上位が作ったチャンスを中軸が得点につなげた。

 2―1の8回から、2番手で及川が登板。だが、近藤に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、栗原を空振り三振に抑えたところで降板した。2死二塁から、石井がマウンドへ。代打・山川を歩かせて、ピンチを広げたが、最後は野村勇を左飛に打ち取り、火消しに成功。イニングまたぎの9回は2死一、二塁のピンチを迎えたが抑えた。

 4勝先勝したチームが日本一となり、悲願まであと3勝となった。日本シリーズで敵地での初戦に勝ったチームは、これで33度目。

過去32度のうち、2023年の阪神などが23度優勝しており、優勝確率は72%となっている。

 

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