「掃除屋」渋谷に現る!?―。人気TVアニメ「ガチアクタ」(配信&TBS系全国28局ネット 日曜後11時~)と「渋谷ごみゼロ大作戦2025」とのコラボが実現。

25日、ハロウィンシーズンで人出とゴミの増加が予想される渋谷の美化にひと役買った。

 「ガチアクタ」は、無実の罪で“奈落”へ追放された少年ルドが、様々な困難と立ち向かいながら真実に迫るバトルアクションだ。本作には、ゴミから生まれた怪物「班獣」を退治する組織「掃除屋」が登場するが、今回のコラボでは、ボランティアの人々に清掃用具の貸し出しやゴミ回収サポートを行う「渋谷ごみゼロ~」をバックアップするために、「ガチアクタ」オリジナルゴミ袋を宇田川交番前、ハチ公広場前、グランド東京渋谷ビル前の3ケ所で配布。スタイリッシュなイラストがプリントされた特製ゴミ袋で、道行く人々に清掃活動への関心を喚起した。

 そしてこの日は、「ガチアクタ」第2クールのエンディング主題歌として、最新曲「番」が起用された、3ピースロックバンド「カラノア」のメンバーが清掃活動に特別参加した。

 ボーカル&ギターの雄大が「まるで僕ら3人がアニメの中の掃除屋になったみたいでテンションが上がりました」と笑顔をみせれば、ドラムのかずきは「しっかりゴミを拾ってきれいなると気分いいですよ」、そしてベースの樹は「大通りはけっこうきれいだったけれど、ちょっとした裏通りはまだゴミがあったので今日、我々がきれいにしておきました!」と、それぞれに清掃活動の手応えを語った。

 メンバーは全員、原作漫画も読み込むほど“ガチ”な「ガチアクタ」ファン。雄大は、「『天界』と『下界』など、その設定は結構シビアなんですが、その中にコミカルさや心温まる場面などがうまく盛り込まれていて、そのバランスの絶妙さが大好きなんです」とその魅力を力説した。

 今年9月にメジャーデビューしたばかりのカラノアだが、下積み時代に培った実力が評価されて人気アニメのエンディングに大抜擢。子供の頃からアニメが好きで、いつかアニメの主題歌やってみたいと思っていた雄大は、「夢がかなった!“あの頃”の自分に教えてやりたいですね。レコーディングでは、空き缶やフライパンなど実際にゴミを使ってみたりして、作品の世界観にかなりマッチした楽曲が作れたと思っています」と、その出来栄えに胸を張った。

 なお、今回のコラボによる特製ゴミ袋配布は10月30、31日にも前出の3ケ所で午後8時~翌朝8時まで実施を予定している。

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