今季限りで現役を引退した巨人の近藤大亮投手が25日、東京都内の病院で右肩関節鏡視下腱板修復術の手術を24日に受けたと明かした。

 3月13日のソフトバンクとのオープン戦(みずほペイペイ)で右肩のけん板を断裂。

懸命なリハビリを乗り越え、9月27日のイースタン・ロッテ戦(Gタウン)での復帰登板を最後に引退した。しかしその試合後から、何をしても右肩が痛んだ。「自販機でボタンが押すときに力が入らなくて腕がガクンと落ちたり。しょうゆとか物を取るときに力が抜けたり」。日常生活に支障がないようにするため、手術に踏み切った。

 完治は1年の見込みとなっている。「現役中は『腕をちぎれるまでやる』がテーマだった。本当に実行して終わりました」と明るく語った近藤。故障班で長い時間を共に過ごしたルーキーの石田充は「毎日自分の中で妥協しないで練習することをテーマでやっている。近藤さんもそういう気持ちでやった方がいいと言ってくれた。近藤さんの存在は大きかったです」と感謝。約半年のリハビリ生活はチームメートに確かな財産を残していた。

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