◆報知新聞社後援 ▽第43回全日本大学女子駅伝対校選手権(26日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=6区間38・0キロ)

 大東大は、またも2位だった。5区のサラ・ワンジル(3年)で首位に立ったが、最終6区の野田真理耶(3年)が残り約1キロで城西大に抜かれ、出場15回目で11回目の2位となった。

 雨の降りしきる中、定刻の12時10分に号砲が鳴った。4区終了時点で4位と苦戦していたが、エース区間の最長5区に3年連続でワンジルが登場し、流れが変わった。2年連続区間賞のエースはグングン加速。すぐに前を走る名城大を抜き去って3位浮上すると、約5キロで東北福祉大、城西大をとらえて首位に立ち、トップでつないだ。

 最終6区は前回1区区間賞の野田。粘り強い走りを見せたが、城西大の金子陽向(4年)から猛追を受け、残り約1キロで抜かされた。

 前日の会見で、外園隆監督は「1区から4区まで名もなき選手が並んでいるが当然優勝を狙っている。もう優勝以外にないと思っている。5区のワンジル、6区の野田で決定づける走りをしたい」と力強く話していたが、惜しくも初優勝には届かなかった。

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