タレントのタモリ(80)が列島を揺るがす“クマ”に迫る―。テレビ朝日系「タモリステーション」(11月7日・後8時)では、あらゆる角度からクマを徹底検証する。

連日のように報じられている、クマの目撃情報や人身被害。走るスピードや食べ物、遭遇した際に命を守る方法などを伝えていく。

 2025年度はクマによる死傷者数が過去最多ペースを記録しており、専門家は11月以降、さらなる警戒を呼びかけている。クマは個体差や年齢によって冬眠の時期にバラつきがあり、冬に出没するクマが多いと予想されているのだという。“冬クマ”が急増している原因とは―。また、今年になって増えているのが都市部に出没する“アーバンベア”。人里に現れた彼らの映像を分析すると、独自に学習、進化している可能性が浮上。今後、東京23区内にも出没する未来がありうるのかを検証するだけでなく、人口が減り、クマが増える“逆転現象”にも迫る。

 今回のロケでは、タモリが北海道へ遠征。のぼりべつクマ牧場では、クマと至近距離で対面した。嗅覚や記憶力に優れているなど、超ハイスペックなクマの生態にタモリもビックリ。続いて訪れたヒグマ博物館では人間との歴史をたどる。

本来、クマは肉食動物だったが、長い年月をかけて草食にも適応できるように独自の進化を遂げた。それが令和のクマは肉食に逆戻りしたといわれており、恐ろしい存在へ変化していることが明らかになる。

 世界でも有数のヒグマ高密度生息地である知床では、クマ対策の最前線を取材。世界自然遺産・知床の自然を知り、守り、伝える活動を行ってきた“知床財団”で取り組んでいる最新のクマ対策や、クマと共生するという大胆な発想についても語られる。ほかにもクマと出会った際の防衛術や、今年9月からスタートした“緊急銃猟制度”をはじめとする、ハンターを取り巻くさまざまな問題もクローズアップする。

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