バレーボール大同生命SVリーグ男子 第1節第2日 東レ静岡3―1東京GB(26日、静岡・このはなアリーナ)

 東レ静岡は東京GBを3―1で破り、開幕2試合目で今季初勝利をつかんだ。加入1年目の楠本岳が、日本人選手最多の15得点で勝利に大きく貢献した。

 25日の同カード開幕戦では0―2から追いつくも、フルセットの末、敗戦。この日は先に2セットを奪い、第3セットこそ落としたが、流れを取り戻して勝ちきった。「(前日の敗戦は)非常に悔しかったので、絶対勝つつもりでいた。自分の持ち味である守備で流れを持ってくることができたと思います」と胸を張った。リーグのアウトサイドヒッターの中で177センチと最も小柄だが、相手ブロックを器用にかわすアタックや、俊敏性を活かした守備で躍動した。

 楠本はサントリー・高橋藍の東山高(京都)時代の1学年後輩で、天理大を経て今季、正式に加入。昨季、すでに内定選手としてプレーした経験から、オフはサーブレシーブを強化して開幕を迎えた。

 今季加入した外国人選手との連携も順調だ。同じくアウトサイドヒッターのカルデナスは楠本について、「チーム内で一番のリベロだなと思っています(笑)。アタックもうまく打てるし、ブロックもできる選手で、リベロがアタックもブロックもこなすのは初めて見ました」と冗談めかしながらも褒め称えた。オポジットのクレーツもその実力を高く評価している。

 次戦は11月2日の愛知戦。

連勝に向けて、楠本がチームをけん引する存在となりそうだ。

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