◆関西大学ラグビーAリーグ▽第4節 京産大49―26同大(26日・鶴見緑地)

 同大が京産大に26―49で敗れ、同大学で初めて3年連続で全国大学選手権出場を逃すことになった。全国選手権優勝4度、関西リーグ優勝最多48度を誇る名門が、苦しいシーズンを送っている。

関学大は、関大との伝統の“関関戦”を制して、開幕4連勝を飾った。次節では、同じく無敗中の天理大と対戦する。

 雨中の奮闘も実らず、同大が今季3敗目を喫した。関西屈指の強豪相手に、後半20分で26―28の試合を展開。しかしそこから3トライを許し、永山宜泉監督(55)は「4年生は必死にラグビーに向き合ったと思うが、京産大の4年間には追いつかなかった」と、肩を落とした。

 残り3試合で現在3位の関学大との勝ち点差は15となり、直接対決で敗れているため、全国大学選手権出場の可能性が消えた。3年連続で全国切符を逃すのは同大学初の屈辱。SO大島泰真主将(4年)=京都成章=は「一生懸命やったんですけど…届かなかった。それ以外はない」と、落胆した様子だった。

 試合後のミーティングでは、最後までやり遂げることが次の世代につながることだと、意識を共有した。「落ち込んでいる暇はない。残り3試合全部勝つつもりでやりますし、全部勝つので」と大島主将。

名門のプライドを最後まで見せつける。(森口 登生)

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