◆SMBC日本シリーズ2025第2戦 ソフトバンク10―1阪神(26日・みずほPayPay)

 阪神が10失点と大敗。逆転負けで、連勝を逃した。

阪神が日本シリーズで2ケタ失点を喫するのは、ロッテと対戦した2005年の第3戦以来、5度目となった。

 初回1死。中野、森下の連打で二、三塁とすると、佐藤輝の右前打で1点を先制。25日の同戦で決勝打を放った4番が、2戦連続の適時打で早々に試合を動かした。

 だが、先発・デュプランティエが誤算だった。1―0の初回。栗原の同点打、山川の右翼フェンス直撃の2点二塁打で3点を失い、逆転を許した。2回にも、周東の左翼適時三塁打と暴投、近藤の適時二塁打で6点目を献上するなど勢いづいたソフトバンク打線を止められず、2死二塁としたところで降板。「自分の仕事ができるように」と意気込んでいた助っ人だったが、2回途中を6安打3四球、来日ワーストの7失点で、先発の役目を果たせなかった。

 2番手で継投した岩貞も山川に1号3ランを被弾し、2回までに9失点。5回には新人左腕・伊原が暴投で10点目を献上した。

 反撃のきっかけを見つけたい虎打線だったが、2回以降は無得点に終わった。

チームは13三振と、シリーズ初戦に続いての2ケタ三振を記録。日本Sの開幕から2戦連続2ケタ三振は、8チーム目。福岡まで駆けつけた阪神ファンのため息が響いた。

 これで1勝1敗。27日は移動日で、28日に本拠地・甲子園で第3戦を迎える。2年ぶりの日本一へ、藤川阪神がホームで仕切り直す。

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