日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)の新番付を発表した。新入幕を果たした欧勝海(鳴戸)が、師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)とともに部屋の宿舎がある佐賀・唐津市内で会見した。

 24歳の欧勝海は2020年春場所で初土俵。約5年をかけてつかんだ幕内昇進に「まずはうれしい。やっとこのスタートラインに立てた。これから満足せずにもっと上を目指してやっていきたい。新入幕なので今まで以上に稽古をして、はね返されないようにやっていきたい」と笑顔を浮かべた。

 先場所は西十両筆頭で9勝6敗と勝ち越し。鳴戸部屋からの新入幕は24年夏場所の欧勝馬以来となった。新入幕を果たした要因について「少しずつ稽古量を増やしたり、体のメンテナンス、体づくりを頑張ってきたので、そこが良かったのではないかと思う。相撲に使える筋肉をつけて、今までは体が細くケガが多かったが、ケガをしにくい体をつくることを最近は心がけている」と語った。

 幕内の土俵へ向けては「まずは勝ち越しはもちろん、2ケタ以上を目指して頑張っていきたい」。将来的には「まずは三役に上がりたい。そこからもっと上を目指したい」と意気込んだ。

(大西 健太)

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