ドジャース大谷翔平投手(31)が26日(日本時間27日)、本拠地のドジャースタジアムで行われた全体練習に参加し、公式会見に出席した。

 大谷は「(打撃の)状態的には少しずつ上がってきていると思う。

毎回毎回いい打席をもちろん目指しているが、相手も素晴らしい投手だし、必ずしもそういうわけにはいかない。事前の準備と打席に入る前の心構えと、一打席一打席大事にしたい」と話した。

 ドジャースは、敵地でのワールドシリーズ第1戦のブルージェイズ戦で4―11と大敗したが、第2戦は山本由伸投手(27)が9回4安打1失点で完投勝利。大谷は第1戦で9点を追う7回の4打席目に2ランを放ち、第2戦ではダメ押し点につながる右前適時打を放った。あす27日(同28日)の第3戦からは本拠地で3連戦。28日(同29日)の第4戦では先発登板も予定されている。

 敵地の2試合ではFAだった23年オフの「トロント行き騒動」が尾を引いて大ブーイングを浴びただけでなく、「We don’t need you」(俺たちにお前は必要ない)というコールも巻き起こった。ここまでチームは1勝1敗のタイ。2年連続の頂点へ向けて第3戦からは本拠地の声援を味方につけたいところだ。

 ここまでポストシーズンは投手で2試合に登板。2勝無敗、防御率2・25と好調を維持し、ワールドシリーズ初登板は、中10日で迎える。打者としては地区シリーズから一時調子を落としていたが、全12試合にフル出場し、49打数11安打の打率2割2分4厘、6本塁打、11打点、1盗塁。

あと1本本塁打を放つと、ポストシーズンの通算本塁打が10本となり、松井秀喜氏(ヤンキース)が持つ日本人最多記録に並ぶ。

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