日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)の新番付を発表した。新関脇昇進を果たした安青錦(安治川)が、師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)とともに部屋宿舎がある福岡・久留米市内で会見した。

 番付表のさらに大きくなった自身のしこ名をみつめ「うれしいが最も大きい文字があるので、目指していく」と語った。

 年6場所制となった1958年以降で元大関・小錦の14場所を上回る最速となる初土俵から所要13場所での新関脇(付け出し除く)。「大先輩で自分は比べものにならないので、特別な思いはない。特に自分は意識して速くという気持ちはなかったので、今まで通り相撲を取れて、ここまでこれたので、特にスピードには意識はなかった」と話した。

 新小結だった先場所は11勝で大関昇進への起点もつくり、九州場所で足場固めを狙う。「三役に上がってから大関という番付を目標にして稽古をやっている。今でも自分自身も満足していないので、上の番付を目指して頑張りたい」と意気込んだ。(大西 健太)

編集部おすすめ