女優・のんが27日、東京・日比谷で行われた第38回東京国際映画祭のオープニングセレモニーに吉永小百合とともに出席した。

 吉永主演の新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督、31日公開)がオープニング作品として上映される。

 「てっぺん―」は、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの半生を家族、友人との交流を通して描く。吉永が演じる「純子」の青年期をのんが演じる。

 吉永の隣でブラウンのドレスをまとったのんは「吉永さんと阪本監督が作られた映画に参加し、おふたりとともにこの場に立ててることがうれしく、喜びにあふれています」と笑顔。

 オープニング作品として上映されることについては「緊張していますが、じっくりごらんいただきたいと思っています」と話した。

 阪本監督は「いろいろな映画祭に出させていただいてますが、オープニング作品は初めて。ありがたい。(同作は)山の映画でもありますが、家族の映画であり、人生の映画」と語り、「今日は映画関係者が出席しているということで、まだまだ空想する力、妄想する力で僕もAIにまけないように頑張っていきたい」と思いを明かした。

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