8月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスターの礼真琴が、稲垣吾郎(51)、草ナギ剛(51)、香取慎吾(48)が所属する芸能事務所「CULEN」に加入することが27日、分かった。来年5~8月に上演するミュージカル「バーレスク」(東京・東急シアターオーブなど)に主演することも決まった。

 ダンス、歌唱力、演技力と三拍子そろった「令和のトップ・オブ・トップ」が、SMAPを国民的グループに育て上げた飯島三智氏が代表を務める同社を新天地に選んだ。同社に女性アーティストが所属するのは初めて。今後、舞台を中心にドラマ、映画などの仕事も期待される礼は「これまで学んだ経験を胸に、新たな世界で出会いや挑戦を大切にしながら、一歩ずつ進んでいけたらと思っております」と意気込んでいる。

 宝塚退団後、初のミュージカルでは主人公のアリ役を務める。オーディションでは映画版の監督、脚本を務め、舞台版のプロデューサーでもあるスティーヴン・アンティン氏をはじめとする英国公演時のプロデューサー陣から、アリ役に求められる圧倒的な歌唱力とスター性、華やかなビジュアルに対して高い評価を受け、主役の座を手にした。

 公式ファンクラブは28日午前10時に開設。ファンに向けて「応援してくださる皆さま、待っていてくださった皆さまに感謝を込めて。これからも、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 ◆礼 真琴(れい・まこと)12月2日生まれ。東京都出身。2009年、宝塚に95期生として首席入団。星組に配属。

19年に星組トップ就任。21年の「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」で文化庁芸術祭賞の演劇部門新人賞。25年1月、真矢みき(現ミキ)、柚希礼音に続く現役タカラジェンヌ史上3人目の日本武道館公演を開催。同年8月10日に退団。170センチ、血液型O。

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