◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ドジャース―ブルージェイズ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・佐々木朗希投手(23)が27日(日本時間28日)、1勝1敗で迎えたワールドシリーズ第3戦の本拠地・ブルージェイズ戦で、ワールドシリーズ初登板を果たし、魂の7球で完璧な火消しを見せた。同点の8回1死一、二塁でマウンドに上がった。
日本人投手のワールドシリーズ登板は07年松坂、岡島、13年上原、田沢(いずれもレッドソックス)、17年ダルビッシュ、17、18年前田、24、25年山本(いずれもドジャース)に続いて8人目の快挙となった。救援投手では上原が2セーブ、岡島が3ホールド、前田が1ホールドを記録している。
今季ドジャースに加入した朗希は、開幕ローテ入りを果たしたが、右肘インピンジメント症候群で5月に離脱。マイナーで実戦復帰したのは8月だった。その後もなかなか状態が上がらず、救援陣が不安定なチーム事情もあって「中継ぎ自体、そのプロ入ってやったことなかったので、まずそこで自分のパフォーマンスが出せるかどうかの不安もあった」といいながら、「ここで経験することが来年の1歩に繋がるのかな」と、9月途中にリリーフへ転向。メジャーでは2試合にリリーフ登板しただけで、ポストシーズンに突入した。
ポストシーズンでは周囲の期待を上回る投球で、ブルペン陣の救世主となった。フィリーズとの地区シリーズでは第1、2戦目に2試合連続でセーブをマーク。突破のかかった第4戦では8回から登板して3回36球で無安打無失点のパーフェクトに抑えてチームのサヨナラ勝ちにつなげた。
ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは、第1戦で1点を失って降板したが、第3戦で2点差を締めくくってセーブを挙げ、初の2日連続登板となった第4戦でも4点差を守って試合を締めくくり、リーグ優勝を決めた。
ワールドシリーズでは第1戦は試合中盤から大量リードを許して4―11で完敗し、第2戦は山本が9回1失点で完投したことから登板がなかった朗希。第2戦の終了後には球団公式カメラマンのインスタグラムで、山本に対して額を地面につける最敬礼していた写真も公開されていた。
ナ・リーグ優勝決定シリーズまでのポストシーズンでは7試合に登板し、3セーブ、1ホールド。8イニングを投げて6三振を奪い、防御率は1・13をマークしていた。「プレッシャーもありますし、打線も点取ってくれてるので、しっかり勝って終わらせなきゃいけないなという、責任は感じます」と話していた朗希。チームからの期待感が高まり続ける中で、ワールドシリーズ初のマウンドに上がった。










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