◆米大リーグ ワールドシリーズ第3戦 ドジャース―ブルージェイズ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが同点の延長10回、華麗な連係プレーで勝ち越しを阻止した。

 延長10回にこの回からマウンドに上がった右腕シーハンが2死からフランスに左前打を許すと、ルークスには右翼線への二塁打コースの打球。

だが、これを右中間寄りに守っていたT・ヘルナンデスが素手でつかんで、二塁エドマンに送球。エドマンも素早くボールを握り替えて本塁に好送球し、悠々と本塁をアウトにした。

 チームは1点を追う7回1死の場面で大谷翔平投手が、左中間席に運ぶこの日2発目のアーチで試合を振り出しに戻した。1年のポストシーズンで8本塁打を放つのは、2020年にアロザレーナ(レイズ)が10本を放ったのに続く2位タイで、20年シーガーが樹立した球団タイ記録。さらにポストシーズン通算本塁打は11本目となり、10本だった松井秀喜氏(ヤンキース)を抜いて日本人歴代単独トップとなった。

 さらに佐々木朗希投手は、8回途中から6番手としてマウンドに上がり、WS初登板。回またぎの9回も無失点に抑えた。佐々木は1回2/3を投げて1安打2四球無失点の内容だった。

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