食品メーカー・永谷園の“名物おまけ”が終了する。同社は28日、人気商品「お茶づけ海苔」に封入されている「東海道五拾三次カード」が今年12月末をもって終了すると発表した。

 カードは1952年の発売当初に封入されていた無地の検品紙がはじまり。日本文化・芸術に興味を持つ一助になればとの考えから、絵画を印刷したものが封入されるようになった。97年に封入は一度休止されたが、16年11月から再開され、「東海道五拾三次」デザインカードを封入してきた。

 今回の発表にあたり、永谷園公式X(旧ツイッター)は「少し寂しいお知らせです」として「皆さまの暮らしの中に、この小さなカードがいたんだと思うと、担当者として胸がいっぱいです」「10年間、本当にありがとうございました」などと投稿。コメント欄には「何を楽しみに生きていけばええんや」「どこが『少し』なんですか!とんでもなく寂しいお知らせですよ・・・」「広重も感謝されていますね」「亡き母が集めていて、それを引き継いでコンプリート目指してたのに…」「大人になってやっとこのカードの良さに気付いたばかりなのに残念」など惜しむ声が相次いだ。

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