女優の北川景子が28日、都内で主演映画「ナイトフラワー」(内田英治監督、11月28日公開)の完成披露試写会に共演の森田望智佐久間大介、渋谷龍太、田中麗奈光石研らと出席した。

 北川演じる主人公が生活に困窮し、薬物の売人をしながら子育てに奮闘する物語。

関西弁で「子供たちに未来を見せてやりたいねん!」と絶叫する場面が印象的で「ベラしゃべりの関西弁が新鮮かもしれません」。実生活では2児の母親で「共感する気持ちを大事に演じました。親子の愛、友情、家族の愛、いろんな愛の形が描かれています。一人じゃできないことが、愛したり、愛されることで、力がわいてきて成し遂げられる」とアピールした。

 森田は半年間、トレーニングに励み、7キロ増量して格闘家を演じた。「監督から明確に何キロ増量するとか、どれくらい上達するという指示がなくて、『うまくなったら、そういう脚本にします』と言われたので、『私次第でお話が変わる!?』と自分にプレッシャーをかけるように格闘技の練習をしました」。トレーニングに加えて、肉を食べるように心掛け、「格闘技をしていると生きている実感があって、それで役の気持ちをつかむことができた」と振り返った。

 人気バンド「SUPER BEAVER」の渋谷は今作で俳優デビュー。「初めて演技をさせていただいて、どの面さげて来ればいいのかと悩んだのですが、かっこつけて、この場に立っております」。撮影現場では緊張の連続で「俺が出ていいのか、撮影が終わるまで、ずっと思ってました。バンドを20年やっていて、いろんなことを知った気になっていた。本当に知らない現場で、独特の緊張感と空気でした」。

改めて撮影を振り返ると「お芝居が楽しいと思えました」と力を込めた。

編集部おすすめ