◆東京六大学野球秋季リーグ戦第7週第3日▽法大10―1東大(28日・神宮)
法大が東大に大勝し、勝ち点3で今季を終えた。ヤクルトのドラフト1位・松下歩叶(あゆと)内野手(4年)=桐蔭学園=が通算14号2ランを含む6打数4安打4打点で法大のユニホームに別れを告げた。
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東京六大学野球連盟創設100周年の記念イヤー、藤森康が歴史的な安打量産を成し遂げた。この日は「1番・中堅」で5打数3安打1打点の活躍。チーム記録となる1972年春・長崎慶一のシーズン24安打を更新し、リーグ歴代2位タイの同27安打を放った。打率4割6分7厘でトップの早大・石郷岡大成(4年)を1厘差で猛追している。
「綺麗事みたいになりますけど、チームの勝利に貢献しよう、後ろの松下さんに回そうという気持ちが、こういう結果に成績につながったのかなと感じています。新チームになってから、松下さんをはじめ幹部の方々を中心に、弱い法政を何か変えないといけないということで、自分たちから見てても悩んでいるな、というか、新しいことをしようとしているな、という苦労が見えたので、そういう先輩方のためにも、今年は優勝しないといけないという気持ちで、このシーズンを戦っていました」
その松下はプロの世界に旅立ち、今後は藤森康らが法大を引っ張る立場になる。
「今までの法政にない、良いものをたくさん松下さんが残してくれた。それをチームの同級生のみんなに浸透していって、来年はこの低迷を脱出して、優勝できるように頑張ります」
先輩の大きな背中から学んだことを、来春の神宮で生かす。勝つために打つ。その姿勢には一点の曇りもない。
<記録メモ>法大・藤森康がシーズン27安打。シーズン最多安打は1949年秋・山村泰弘(慶大)の30安打。1949年秋・吉岡宏(慶大)、1976年秋・横井勲(明大)、1987年春・高橋智尚(明大)の27安打がそれに続く。藤森は歴代2位タイ、27安打以上はリーグ史上5人目。










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