◆米大リーグ ワールドシリーズ第4戦 ドジャース―ブルージェイズ(28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(27)が28日(日本時間29日)、自身のインスタグラムのストーリー機能を更新し、27日(同28日)に行われたワールドシリーズ第3戦で延長18回サヨナラ勝ちした場面の写真を引用し「最高な仲間です」と投稿した。

 前日の第3戦はまさに死闘だった。

試合時間6時間39分。最後は5―5の延長18回にフリーマンのサヨナラ弾で決着し、ドジャースが2勝1敗とした。両軍計44人の選手をつぎ込んだ総力戦。ド軍は25日(同26日)の第2戦で完投勝利した山本を幻となった延長19回に向けて中1日でブルペンで準備させていた。試合後には「投手もいなかったので、行くしかないと思いました。体調的にも今日は行けると。志願というか、もう(投手が)いなかったので、準備できると言いました」などと話していた。

 エース右腕は第2戦で105球を投げ、4安打1失点、1死球8奪三振で完投勝利。ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズ第2戦、敵地・ブルワーズ戦で1失点完投勝ち。日本人選手として史上初の快挙を成し遂げたが、2試合連続完投は01年のC・シリング(Dバックス)以来24年ぶりの快挙となり、ドジャースの選手がワールドシリーズで完投したのは1988年のO・ハーシュハイザー以来37年ぶりだった。

 山本はこの日から通常通りの先発調整に戻り、第6戦の先発に備える見込みとなっている。

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