2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪で日本代表が着用する公式ウェアが29日、発表された。22年北京五輪スピードスケート男子500メートル銅メダルの森重航(オカモトグループ)は「金メダルを取る準備は着実にできている。

そこを目指して頑張っていきたい」と前回大会を上回る結果へ意気込んだ。

 26日まで行われた全日本距離別選手権(長野市エムウェーブ)では課題としていたスタートを磨き500メートル優勝、1000メートル2位と好結果を残した。「開幕戦を迎えられた。課題はあるが、順調に進んでいるので練習を積んでいきたい」と明るく話した。29日で五輪100日前となり、「W杯での戦いが始まる。目の前のレースを大切にして仕上げていきたい」と今後を見据えた。

 発表会ではスペシャルゲストの24年パリ五輪フェンシング女子サーブル団体銀メダルの江村美咲(立飛ホールディングス)からチャームとメッセージが送られた。「自分らしく全力で輝いてください! 応援してます!」と伝えられた森重は「パリ五輪をテレビ越しで見ていた。活躍していた選手から思いを伝えられたことは光栄」と感謝した。

 この日はアウトドア用のジャケットを着て登壇。「包まれているようで暖かい。外の移動などではたくさん着たい」と感想を語った。

代表が決定するのは12月26日から始まる全日本選手権。「一日、一日を大切にして再度このウェアを着れるように」と代表へかける思いを語った。

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