巨人の秋季キャンプが29日、ジャイアンツタウンとジャイアンツ球場の室内練習場でスタートし、球団OBのイ・スンヨプ氏が臨時コーチとして合流した。

 日韓通算626本塁打で「アジアの大砲」と呼ばれたイ・スンヨプ氏。

巨人では06年から5年間プレーしており、当時共闘した阿部監督や亀井外野守備兼走塁コーチらと再会する形ともなった。「阿部監督が招待してくれて来ることになりました。本当に阿部監督には感謝しております」と語り、「みんなと会ってすごくうれしかった。15年ぶりにジャイアンツのユニホームを着るのでうれしいです」と柔和な笑みを浮かべた。

 合流初日となったこの日は、まずは選手たちのフリー打撃などに熱視線を送った。その中で「リチャード選手はパワーがすごいですね。佐々木選手もパワーがあって、バッティングがすごい。いい選手はたくさんいましたね」と目に留まった選手も明かした。

 秋季キャンプ最終日の11月13日まで参加予定。「選手にいろんなアドバイスをするのも大事ですし、(韓国で)監督経験はあってもコーチ経験はないので、それも勉強しながらやっていきたい」と力強く話した。

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