主砲の一打が、死闘の末にサヨナラ負けを喫したショックを吹き飛ばした。1点を追う3回1死一塁。
第3戦は9投手を起用したが延長18回サヨナラ負け。1番打者のスプリンガーは試合中に右脇腹を痛め、この日欠場した。厳しい状況もはね返し、逆転勝ちで2勝2敗のタイに戻した。シュナイダー監督も「あの一振りで流れは変わった」とゲレロをたたえた。21年にア・リーグ本塁打王を争って2本差で上回り、投手・大谷翔平にはこれで通算11打数4安打2本塁打とした。
投打での大谷攻略が勝利につながった。7回にはバーショ、クレメントの連打でマウンドから引きずり降ろし、救援投手から4点を奪った。前日は2本塁打など全9打席で出塁を許し4敬遠もあった打者・大谷に対しては、3打数無安打に封じた。
ゲレロと大谷は、試合中でも一塁塁上で談笑する仲。大谷VSゲレロとしての見方も強いシリーズだが、ゲレロは「大谷のことはとても尊敬している。本塁打は気持ちよかったけど、彼はすごいアスリートだよ」とたたえることも忘れなかった。頂上決戦の行方は分からなくなってきた。(安藤 宏太)










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)