俳優の堺雅人が29日、都内で行われた主演映画「平場の月」(土井裕泰監督、11月14日公開)の完成披露試写会に、井川遥、坂元愛登、一色香澄、中村ゆり椿鬼奴吉瀬美智子大森南朋らと登壇した。

 朝倉かすみ氏の同名小説を映画化。

中学時代の同級生と再会した50代男女の恋愛を描く。堺が演じる主人公・青砥は、親しみを込めて井川演じる恋人の須藤のことを「お前」と呼ぶが、「大好きな人のことを『お前』と呼ぶのは最初、違和感があった。偉そうかなと思って。でも、後から見てみると、いいなと思うようになりました」と語った。

 「私たち世代の(主人公になる)物語って、あまりないと思っていた」という井川は「お母さん役とか、誰かを支える役ではなく、一人の女性として恋をする。堺さんと心を通わせて演じました」と振り返った。

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