◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ドジャース―ブルージェイズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが29日(日本時間30日)、2勝2敗で迎えたワールドシリーズ(WS)第5戦となる本拠地・ブルージェイズ戦で“自滅”した。

 2点ビハインドの7回。

先発のスネルは先頭の7番バージャーに左前打を打たれると、暴投で二塁への進塁を許す。その後1死一、二塁から再び暴投で二塁走者が三塁へ。この日先頭打者アーチを浴びたシュナイダーは空振り三振に仕留めたが、2番ゲレロを迎えたところでドジャースは2番手エンリケスを投入した。しかし、四球で歩かせると最後のボールが外角に大きく外れて暴投。三塁走者が生還し、続くビシェットには右前適時打を食らった。カークにも四球で2死満塁とされたところでエンリケスは1死も奪えずに交代となった。

 3番手バンダがこれ以上の失点は防いだが、勝てばWS連覇に王手、逆に負ければ崖っぷちという重要な一戦でドジャース投手陣が1イニング3暴投の失態を犯した。スポーツの記録統計を扱う「オプタ・スタッツ」によると、WS史上初の屈辱。この日はWS史上初の初回先頭から2者連続アーチを被弾して始まったが、2度の“史上初”を記録した。

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