◆ゼット杯 第37回日本少年野球 東日本選抜大会▽準決勝 多摩川ボーイズ(東京西)10―1東京城南ボーイズ(東京東)▽決勝 松戸中央ボーイズ(千葉)6x―5多摩川ボーイズ(東京西)(10月19日、須賀川・牡丹台野球場)

 新チームで秋の東日本ブロック王者を決めるゼット杯第37回東日本選抜大会の準決勝、決勝が19日、福島・須賀川市の牡丹台野球場で行われた。昨年優勝の松戸中央ボーイズ(千葉)が2試合連続サヨナラ勝ちで、連覇と3度目の優勝を決めた。

2連覇は湘南ボーイズ(2011、12年)以来、13年ぶり4チーム目。巨人U15ジュニアユースの多摩川ボーイズ(東京西)は惜しくも準優勝となった。

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 多摩川の快進撃が止まった。準決勝は5番・井端の先制犠飛を含む2安打4打点の活躍などで東京城南に完勝。4試合中3戦をコールドで勝ち上がったが、頂点には届かなかった。

 初回、先頭の佐々木、堀之内、小池の3連打などで3点を先行も5回に逆転を許す。6回に渡邉のタイムリーなどで同点も、7回1死一、三塁のピンチに6回から登板の関主将が暴投しサヨナラ負けを喫した。

 関主将は「悔しい。自分のプレーで負けて情けない。打たれても全力で投げようと思ったけど引っかけてしまった」と声を絞り出した。

 昨年発足し、秋には1年生のみで春季全国大会“最速タイ”初出場を決め、今夏のジャイアンツカップでは4強で注目を集めた。

 今大会は「競争」をテーマに1年生5人がベンチ入り。

関主将は「相手は根性と気合がすごかった。僕たちはそこが足りない。気持ちで負けたくない」。春季全国大会の支部予選は11月2日に初戦。この悔しさを糧にリスタートする。

 【多摩川ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※関蓮太郎、井端巧、小山哲慎、岡野美志、小池樹里、小林航、川島悠士朗、堀之内拳、渡邉颯音、和田拓人、増田球太、薄田翔太

 ▽1年生 永瀬蒼馬、佐々木豪、貝森龍斗、古畑太誠、シュタイン知

  【表彰選手】

最優秀選手賞 平川英汰(松戸中央)

敢闘賞 小林航(多摩川)

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