◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ドジャース―ブルージェイズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ブルージェイズのルーキー右腕イエサベージが、7回を投げて12三振を奪い、ワールドシリーズ(WS)記録を達成した。

 初回2死から5者連続奪三振。

その後3回1死で“キケ”E・ヘルナンデスにソロ弾を許したが、その回の2死から4回にかけて大谷からの2巡目の上位打線に対し、3連続三振を奪った。5回2死でコールから空振りで早くも10個目の三振を奪い、22歳のルーキーが勝利投手の権利を獲得した。WSの5回までで10奪三振は1963年のS・コーファックス以来だった。

 6回も1死でスミスから空振り三振を奪って11個目。7回にもフリーマンを空振り三振として12個目を奪い、1949年のD・ニューカムの11個を上回る、ルーキーによる最多奪三振新記録を達成した。また23歳以下の投手による新記録。ポストシーズンで10奪三振以上した年少ランキングではキャンデラリア(1975年地区優勝決定シリーズ、21歳335日)の14K、今季地区シリーズのイエサベージの11Kに次ぐ3位となった。

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