巨人の山田龍聖投手が30日、ジャイアンツタウンスタジアムとジャイアンツ球場室内で行われた秋季練習でブルペン入りし、148球の熱投を見せた。

 昨オフはオーストラリアのウィンターリーグで研さんを積み、4年目の今季はウエスタン・リーグのくふうハヤテへの派遣も経験。

巨人復帰後の6月に支配下復帰を果たし、同10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ初登板。3回1失点の好投を見せるなど、2試合に登板して防御率4・50だった。

 さまざまな経験をした4年目を、「いろんな人のおかげでこうして1軍で投げられた。去年からオーストラリアに行ったり、ハヤテに行ったり、いろんな環境を駆使して1軍という舞台にたどり着いた。投げた試合は少なかったんですけど、きっかけになってほしいなと思う1年だった」と振り返った。

 巨人は今回のドラフトで1位に鷺宮製作所・竹丸、3位で亜大・山城と即戦力の左腕を指名。左腕のチーム内競争がさらに激しさを増すことが予想される中、「ぎりぎりの立場ではあるので、毎年が勝負。(新しく)入ってくる選手もそうですし、今でいえば森田さんや又木さん、(井上)温大もいて、良い左投手はいっぱいいる。役割はどうなるか分からないですが、先発でもリリーフどちらでもいいので、割って入れるように」と力を込めた。

編集部おすすめ