1993年以来32年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手を掛けたブルージェイズのシュナイダー監督が30日(日本時間31日)、第6戦の前日会見に臨んだ。直近2戦は大谷翔平投手を7打数無安打に封じているだけに、指揮官は「単純にコースをしっかり突けている。

最近はコースをより正確に突き、彼に異なる見え方をさせている。球種、球速、コースを変えながら攻められている。彼の打順が回ってくるタイミングには常に注意している。ここ2試合では狙ったところに投げ、弱い打球を打たせることに成功している」と手応えを口にした。

 延長18回にもつれ込む死闘となった第3戦では、大谷には4打席まで2本塁打、2二塁打を献上。その後は4打席連続敬遠と、四球で勝負を避ける形となった。試合後には、「大谷は素晴らしい選手なので、彼にやられた後は、やはりバットを持たせないほうがいいと判断した」と経緯を明かしていた。

 前日に敵地で行われた第5戦は完勝で王手を掛けた。初回先頭、シュナイダーがプレーボール直後の1球目を左越えに運ぶと、2番ゲレロは2球目を振り抜いて続けて左越えソロ。わずか3球で2点を奪取。WS史上初となる初回先頭打者からの2連続本塁打となった。 投げては、9月にメジャーデビューしたばかりの22歳イエサベージが、新人ではWS史上最多の12三振を奪う圧巻の投球を披露。

無四球で先発全員から奪三振で、初回2死からはベッツ、フリーマンら5者連続三振を奪った。

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