日本ハムの伊藤大海投手が31日、エスコンでスタートした秋季キャンプに参加。沢村賞受賞後、初めて報道陣の前に姿を現し、受賞の喜びを語った。

 伊藤は沢村賞に「正直ちょっと厳しいかなと思っていたので、ビックリしたっていうのが正直なところ」と明かした。今季は27試合の登板で14勝、6完投、勝率6割3分6厘、投球回は196回2/3、195奪三振、防御率2・52。沢村賞の基準となる25登板、15勝、10完投、勝率6割、200投球回、150奪三振、防御率2・50の中で、登板、勝率、奪三振の3項目をクリア。わずかに届かない項目が多かったが、投球回、完投は両リーグトップだった点も評価されての受賞だった。

 「うれしい気持ちももちろんありますし、ただ、達成したかった数字、15勝以上だとか、そういうのはクリアできてなかった。本当に光栄なことではありますけども、全部クリアして、もう一回取りたいなっていう気持ちはあります」と高い理想を掲げた。

 球団では07年ダルビッシュ以来、18年ぶりの受賞。「本当に憧れ続けたダルさんに続けたのはうれしいですし、もし子どもができたら大谷さんでも取ってないんだよと言いたいです」と笑顔を見せていた。

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