予備校講師の林修氏が31日、東京・世田谷の東京都市大学等々力高等学校で行われた「~受験生切り替え応援プロジェクト 記念イベント~Red Bull Juken Club presents『切り替える翼』」にスポーツクライミング世界王者の安楽宙人選手とともに登壇した。

 Red Bull Juken Club アンバサダーに就任した林氏。

2026年の大学入学共通テストまで3か月を切った受験生に翼をさずけるべく、等々力高等学校の高校3年生約170人へ向けて林修先生からの「学校生活と受験勉強の切り替え」をテーマに据えた特別講義を実施した。

 受験生からの質問にも答えた林氏と安楽。何をしてもうまくいかない時にどう切り替えているかを聞かれると、安楽は「うまくいかない時は方法が間違っていることが多いのでやり方から見直してみる」と回答。

 林氏は「(安楽の回答がよくて)ちょっと出すのが恥ずかしい」といいながら「あきらめる。寝る」と回答。「僕はうまくいかないことをあきらめる能力が高い。出来ることだけをやるので、出来ないことがない。書道も、図画も、体育もだめでしたから」と話した。

 自分を見失いそうになるときにどのようにしたらよいか聞かれると、安楽が「人と比べて自分を評価するのではなく、自分を評価するために人と比べること」と回答すると会場からは「おお~」と感嘆の声が。

 林氏は「横の視線を捨てて、縦の視線を持て!」と回答し、「過去の自分より出来るようになっていたらいい。過去、現在、未来の縦のことを見ていたらいい」と続けた。

 イベント後、取材に応じた林氏は「健康第一、飲み過ぎない」と今後の目標を語った。

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