近鉄、近鉄・都ホテルズなどが31日、来年秋から近鉄名古屋―賢島間で、フランス料理を楽しめる「Les Saveurs(レ・サヴール)志摩」の運行を開始すると発表した。

 「美食が誘う、優雅な列車旅」をコンセプトとし、4両編成(12400系)で4号車では志摩観光ホテルの総料理長が監修した本格的なコース料理の「フレンチコース」、1・2号車は近鉄・都ホテルズ監修の手軽に楽しめる「フレンチ膳」が提供される。

名称の「Saveurs」はフランス語で「味」「風味」を意味し、おいしい料理を味わいなが名古屋と伊勢志摩を移動できる列車をイメージしたネーミングとなっている。

 車体は志摩の「海・白砂・太陽」をイメージした青のメタリック塗装や、ゴールドのラインで高級感を演出。全席指定で50席。投資額は約7億5000万円。季節によって変動はあるが、運行日は週6日で、往路は近鉄名古屋駅を午前11時に出発し、賢島駅に午後1時30分に到着。復路は賢島駅を同4時30分に出発し、近鉄名古屋駅に同7時30分に到着する予定だ。

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