ルヴァン杯決勝(11月1日・国立)の前日練習が31日、国立競技場で行われた。柏は2013年大会以来、12年ぶり2度目の優勝を目指す。

リカルド・ロドリゲス監督から今季の主将を託されたDF犬飼智也は「今、Jリーグを見ても一番いい状態のチームだと思っています。監督はシーズンが始まったときからずっと『レイソルに新しい歴史を作ろう』と言っていた。そのチャンスが目の前にあるので、つかみとりたい」と言葉に力を込めた。

 犬飼は昨季センターバックの主力として25試合に出場した。しかし、今季は新戦力の台頭などもあり、11試合の出場のみにとどまっている。しかし、出場機会が限られながらも主将としてチームを引っ張り続け、チームの躍進を支えた。昨季まで主将を務めたDF古賀太陽の負担も減り、古賀は「メンタル的な部分で支えになっている。自分がプレーに集中できる助けになっていますし、いいバランスでやれている」と感謝を示していた。

 犬飼は過去に鹿島(18年)と浦和(22年)でそれぞれACLを制覇。両決勝ともベンチ入りしたが、出番はなかった。「もちろん選手としてピッチでプレーするのが一番」とピッチで優勝を味わう意欲を示しつつも「この1年、あまり試合に出られない中でもチームのために出来ることをやってきた。僕だけじゃなく、出ている選手と出ていない選手みんながチームのために一生懸命にトレーニング出来るのがレイソルの強さ。

みんなで勝ち取れるチャンスだと思うのでつかみ取りたい」とチーム一丸で挑むことを誓った。

 柏・杉岡大暉(湘南在籍時の2018年にルヴァン杯決勝で決勝弾。MVPを獲得)「すごい楽しみですし、早く明日にならないかな、という気持ちが強い。先制点はすごく大事になってくると思うので、勢いよく入りたい。決勝なので、いつもと違うことが必ず起こるし、何となく体が重いとか、ふわふわすることが絶対にある。それを別にネガティブに捉えることなく、そういうものだと分かっていればいい。若い選手もいるので、声をかけていければ」

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