今季の学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝は2日、行われる。1~8区と補欠5人の区間登録が31日に発表され、2年ぶりの王座奪還を狙う駒大は、5000メートルの屋内日本記録を持つエースの佐藤圭汰(4年)を7区に登録した。

けがからの回復途上で10月の出雲駅伝は欠場も、藤田敦史監督(48)はこの日、「練習は、ずっとできています」と説明。1、2年時は2区で区間記録更新と相性のいい大会で、22年に駒大の田沢廉(現トヨタ自動車)がマークした7区区間記録(49分38秒)に、どこまで迫れるか注目される。

 復活したエースを終盤に加え、逆転Vを狙う。前回最終8区で、2分以上あった青学大との差を逆転し、チームの2位に貢献した主将の山川拓馬(4年)は3年連続同区に登録。「主将としての走りを期待」と指揮官。補欠に温存された主力の伊藤蒼唯(4年)、桑田駿介(2年)、谷中晴(2年)は当日変更の可能性が高い。10月の出雲駅伝は5位だったが、藤田監督は「出雲後、チームの状態は非常に良い。選ばれた13名は誰が走ってもいい状況」と自信を見せる。藤色のタスキはベストの布陣で、伊勢路での史上最多17度目の頂点に挑む。(手島 莉子)

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