◆米大リーグ ワールドシリーズ第6戦 ブルージェイズ―ドジャース(31日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)
ドジャース・佐々木朗希投手(23)が10月31日(日本時間11月1日)、2勝3敗で後がなくなったワールドシリーズ(WS)第6戦の敵地・ブルージェイズ戦で3試合ぶり2度目の登板。3―1の8回からマウンドに上がった。
昨オフ、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した“朗希争奪戦”は20球団以上が興味を示したとされ、ド軍とともに最終候補に残ったのがパドレスとブルージェイズだった。23年オフにエンゼルスからFAとなっていた大谷の時と同様、最後の最後で落選したこともあり、この日朗希が登場するとブ軍のファンからは大ブーイングが巻き起こった。
そんな中、先頭の1番スプリンガーには最速100・4マイル(約161・6キロ)を計測するなど2ストライクと追い込みながら一塁線を破るヒットを許した。続くルークスを中飛に打ち取ったが、2戦連発と好調のゲレロにはフルカウントから四球。1死一、二塁とされたところでプライアー投手コーチがマウンドに向かって時間を取った。すると、4番ビシェットを遊邪飛、5番バーショを二ゴロに仕留めてピンチを脱し、敵地は大歓声から一転して静まり返った。
2点リードのまま迎えた9回も続投。先頭のカークを死球で塁に出すと、続くバージャーに中越え二塁打を浴びた。無死二、三塁のピンチを招いたところでロバーツ監督がベンチを飛び出して投手交代を告げた。第7戦の先発が有力視されていたグラスノーが4番手でマウンドに上がった。
朗希は延長18回、試合時間6時間39分の死闘となった27日(同28日)の第3戦でWS初登板。同点の8回1死一、二塁から6番手でマウンドに上がると、フランスを三ゴロ、2死二、三塁ではルークスを投ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。
マウンドを降りてから約3時間後にようやくサヨナラで試合終了となった一戦とあって、試合後には「僕は今日は多分投げてないです」と冗談交じりに振り返るほどだった。終盤にリードを許していた第4、5戦は登板がなく、この日は中3日での登板だった。
チーム事情で右肩痛からの復帰へのリハビリ中だった9月中旬に救援転向を決断した朗希。ポストシーズンでは不安定だったブルペン陣の救世主となり、この日がチーム16試合目で9試合目の登板となった。試合前の時点で3セーブ、1ホールドで防御率0・93だった。










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