俳優の松谷鷹也が1日、都内で鈴木京香とダブル主演する映画「栄光のバックホーム」(秋山純監督、28日公開)の第38回東京国際映画祭内でのワールドプレミアに出席した。

 2023年に死去した元阪神タイガース・横田慎太郎さんの生涯を描いた作品。

横田さんは将来を嘱望されながら21歳で脳腫瘍を発症し、引退を余儀なくされた。

 生前の横田さんと親交があり「出会って4年くらいになる。慎太郎さんと歩んできた時間は宝物のような時間」。印象を「まっすぐな人で、でもどこか天然というか少し抜けているところもあった。目の前のことをただ一生懸命、目標を立てて、一日一日大切に生きていた」と懐かしんだ。

 目元を潤ませながら「映画が完成して1人でも多くの方に慎太郎さんのことを知っていただけるように、自分のできることを引き続き全力でやっていきたい。引き続き見守っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

 松谷は元高校球児。本作にも登場する横田さんと同僚だった元阪神・北條史也内野手と対戦経験もある。「高校の時に対戦したことある。僕はホームランを打たれました」と明かすと、場内から笑いが起こっていた。

編集部おすすめ