ダウンタウン松本人志(62)が、1日に開始したインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」の生配信に登場し、24年1月の活動休止発表以来、約1年10か月ぶりの復帰を果たした。松本は「これ以上迷惑をかけられない」と復帰の場として同サービスを作った思いを明かし、周囲へ感謝の言葉を口にした。

 松本人志が帰ってきた。午後9時、スタジオの観覧客、配信を見つめる全国のファンの前に、以前と変わらぬ金髪にスーツ姿で1年10か月ぶりに姿を現した。

 「お帰りー!」というファンの歓声に感極まったような表情を見せ、「松本、動きました」と第一声。「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復活することにしました。よろしくお願いします」と、再び“第一線”で活動していくことを宣言した。

 復帰の場は、テレビや劇場ではなく、独自のプラットフォーム「DOWNTOWN+」での生配信。松本は昨年1月に裁判準備のため芸能活動を休止したが、同年11月に訴訟取り下げを発表した。当初は今春にも復帰するとみられていたが、制作関係者の「万全の準備をして最高の作品を作りたい」との考えからブラッシュアップを繰り返し、満を持しての登場となった。

 表舞台から去っていた期間に考えたのは、自分よりも周囲のこと。「待ってくれている人もいっぱいいたし、皆さんの時間を止めてしまった。たくさんの芸人仲間とか、後輩を巻き込んだりとかしました。テレビスタッフにもすごく迷惑をかけたと思う」。

その多くの人たちに恩返しをする場が「DOWN―」。「だからこそ、この場を作った。そんな人もいっぱい出られるようなプラットフォームができたと思っている。今、僕が思うのは感謝です」と各方面への感謝を口にした。

 約1時間の生配信は終始、笑いに包まれた。終了後には早速4本の新コンテンツなどの動画が公開されたが、アクセス集中で一時サーバーがダウン。ファンの期待の高さがうかがえた。

 松本が戻って来た今、ファンが待つのは浜田雅功(62)とともにダウンタウンの二人がそろって見られる日。その日に今から注目が集まる。

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