フィギュアスケート グランプリシリーズ第3戦 スケートカナダ 第2日(2日、カナダ・サスカトゥーン)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位から出た中井亜美(TOKIOインカラミ)は、136・54点、合計203・09点。2人を残して最上位につけ、メダルが確定。

GPシリーズ初戦のフランス大会を制した17歳が、連続表彰台で日本勢一番乗りとなるGPファイナル(12月、名古屋)進出を決めた。

 冒頭に挑んだ武器の大技・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は、2回転となり着氷も乱れた。それでも3回転ループ―2回転トウループの連続ジャンプや、3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプなどを降りて巻き返し。演技後は首をかしげながらも軽くうなずき、得点を確認後は笑顔も見えた。

 今季シニアに転向した中井は、第1戦で日本勢3人目となるGPシリーズデビューVを達成。一躍26年ミラノ・コルティナ五輪の候補に躍り出た。昨季は5人がファイナルに進出、今季もフランス大会で表彰台独占などハイレベルな争いが続く日本女子。17歳の新星が一番乗りでファイナルに進んだ。

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