歌手の和田アキ子(75)が2日、総合司会を務めるTBS系情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」(日曜・前11時45分)が来年3月で放送終了することを発表した。

 生放送のエンディング。

和田は神妙な表情で「お時間をいただきます」と切り出した。「先月40周年を迎え、ずっと前からこの番組に関しては自分なりにしっかりと区切りをつけたいと思っていた。これが一番良いタイミングだなと思った」と終了に至った経緯を説明した。

 同番組は1985年10月6日、「アッコ古舘のあっ!言っちゃった!」の後番組としてスタート。和田の歯に衣着せぬ発言で人気を集め、昭和、平成、令和を駆け抜けてきた。和田は出演者、スタッフだけでなく「何より日曜の昼、11時45分にこのチャンネルに合わせてくださった視聴者の皆さんのおかげ」と感謝した。

 TBSは「本人も話していた通りで、和田さんご本人と事務所と話し合った結果、番組開始40年をもってレギュラー放送を終了することに決めました」とした。

 「アッコ―」同様、長年放送してきた番組が相次いで幕を下ろしている。今年だけでも日本テレビ系「行列のできる相談所」「ダウンタウンDX」が終了。50年間続くフジテレビ系「くいしん坊!万才」も22日の特別番組放送が最終回となる。半世紀続いたテレビ朝日系のスーパー戦隊シリーズも先月30日、放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で終了することが明らかになっている。

 日曜お昼の名物番組も残り4か月。

最後は「和田アキ子、いなくなるわけではないですよ。一回一回大切に、皆さんと共に明るく楽しくお届けしていきたい」と前向きに語ると、共演者から拍手が起こった。

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