◆明治安田J2リーグ▽第35節 磐田1―0長崎(2日・ヤマハ)
ジュビロ磐田はホームで2位の長崎と対戦し、1―0で競り勝った。前半45分、FW渡辺りょう(29)が先制PK。
冷たい秋風とは裏腹に、ヤマハのムードは最高潮に達した。磐田が元日本代表MF山口蛍らを擁するJ2屈指のタレント軍団に隙を与えず、ゲームを締めた。就任後初の連勝をマークした安間監督は「それぞれの仕事を積極的にこなしてくれた」と選手に拍手を送った。
元沼津コンビが虎の子の1点をたたき出した。前半45分、ボックス内に仕掛けたMFブラウンノア賢信(24)が倒され、PKを獲得。キッカーの渡辺は前節の愛媛戦で失敗しており、「正直蹴るか迷った」という。だがDF松原后(29)から「絶対いける」と背中を押され覚悟を決めた。右足からのキックはほぼ正面だったが、GKの股を抜けてネットに吸い込まれた。「嫌なイメージがよぎったけど、神様が味方してくれた」。決勝点となった一撃を安堵(あんど)の表情で振り返った。
チームとしても秘策がはまった。今季は前体制含め4バックが基本だが、安間監督は長崎と同じ3バックを採用。中盤はアンカーのMF中村駿(31)の前にMF金子大毅(27)とMF上原力也(29)が並ぶ3ボランチで対峙(たいじ)させた。指揮官が「いい仕事をしてくれた」と評した通り、金子はリーグ最多17得点のMFマテウス・ジェズスを徹底マーク。相手キーマンをいらつかせ、完封に大きく貢献した背番号6は「少しでもリズムを崩そうと思っていた。準備してきたからこそ」と胸を張った。
球際の戦いでも劣ることなく、6月以降16戦負けなしだった長崎に約5か月ぶりの土を付けた。3試合を残し7位に浮上。開幕前目標に掲げた優勝の可能性は消滅したが、4位・大宮と勝ち点3差、6位・仙台と同1差とPOは射程に入った。次は9日に敵地で山口戦。「(3バックに)手応えは感じたけど、一つ勝っただけ。浮かれることなく準備する」と渡辺が話した通り、“ゴール”まで緩めず走り抜く。

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