卓球 全日本選手権カデットの部 最終日(3日、広島グリーンアリーナ)

 シングルス4種目の5回戦から決勝までが行われ、14歳以下男子は中学2年の小林右京(木下アカデミー)が初制覇した。1日に行われた男子ダブルスと2種目Vを達成。

「2冠したいと思っていたので、めっちゃうれしい」とはにかんだ。

 決勝はダブルスのパートナーでもあり、8月の全国中学校体育大会(全中)決勝で戦った大野颯真(木下アカデミー)との再戦となった。「全中でも負けている。思い切っていかないと勝てない相手なので、悔いが残らないように自分から全部攻める気持ちだった」。持ち味のフォアハンドを信じて振り抜き、3―2の接戦を勝ちきった。

 小学校時代から全国大会でコンスタントに上位に食い込んできたが、優勝経験はなかった。「初めてのシングルスの全国タイトルなので、これからも経験を積んで、世界で勝てるようにしていきたい」。ライバルの大野颯を破ってのタイトルを飛躍の糧にする。

編集部おすすめ