J3アスルクラロ沼津は5日、次節のアウェー・琉球戦(9日)に向けて、静岡県裾野市内で公開練習。専大から今季入団したルーキーDF一丸(いちまる)大地が「勝つことだけを考えて、思い切ってやるだけ」と貢献を誓った。

 前節(2日)の相模原戦は右ウィングバック(WB)で先発。リーグ戦の出場は5月31日の群馬戦以来で、スタメンは同6日の岐阜戦以来、約6か月ぶりだった。「前週の(強化試合の)清水戦でいいプレーをしていた」と鈴木秀人監督が登用したもので、「練習試合とは違う。楽しかった」とピッチを駆け回り、90分フル出場。前線のFW白輪地敬大にスルーパスを送るなど、攻撃を活性化させて期待に応えた。

 調子が上がらず、出番のない時期は落ち込んだこともあったが、「覚悟を決めるため」に2週間前に髪を金色に染めた。そしてWBという新たなポジションで「前への推進力を見せて行きたい」と琉球戦へ燃えている。

 リーグ戦は残り4試合。チームは最下位だが、19位・讃岐との勝ち点差は6だ。「直接対決も残っている。逆転の可能性は十分ある」。そのために、なんとしてもアウェーの沖縄で勝ち点3を積み上げる。

「結果を残して流れを変えたい」と力を込めた。(里見 祐司)

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