Rマドリード(スペイン)が来夏、ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(25)を売却する意向であることが5日までに明らかになった。

 独大衆紙「ビルト」によると、10月26日にホームで行われたエル・クラシコのバルセロナ戦で、ビニシウスは後半27分にロドリコと交代させられたことに不満を爆発させた。

SNSで感情的なアロンソ監督を批判する投稿をしたことが原因となり、長年、このブラジル代表FWを寵愛してきたペレス会長の逆鱗に触れたという。

 クラブ側は直ちにビニシウスに謝罪をさせたが、「アロンソは自分のことをペップ・グアルディオラだと思っている。現時点では”シャビ”にしか過ぎないのに」というビニシウスの発言を引用して、アロンソ監督の指導力に疑問を呈する記事がメディアに掲載されたことで事態が悪化した。

 元スペイン代表MFで、レアルでも活躍したアロンソ監督はクラブにとって大きな存在。今夏、切り札的な形で就任させたアロンソ監督を批判したことで、これまでも波紋を呼ぶ存在だったビニシウスに対し、ペレス会長の忍耐は限界を超えたようだ。

 一方、25歳のブラジル代表FWの移籍金は1億5000万ユーロ(約265億5000万円)。レアルはこの売却益を使ってノルウェー代表FWアーリング・ハーランド獲得を本格化させる方針だという。

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