5日放送のNHK報道番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜・午後9時)では、高市早苗首相がこの日の参院本会議で自身の所信表明演説に対する各党の代表質問に臨んだことを報じた。

 記者キャスターの広内仁氏は「総理就任後初めてとなる国会論戦に臨んでいる高市総理ですが、守りと攻めの姿勢がうかがえます」と話し出すと「少数与党のため野党に低姿勢で協力を求めなければならない一方、政治とカネの問題があった副長官の起用などでは譲らない姿勢も見られました」と報じた。

 その上で「野党が強く主張してきたガソリン税の暫定税率の廃止は自民党が歩み寄る形でまとまりましたが、課題となるのが財源です」と続けると「廃止に伴って地方の税収が不足するとして全国知事会からは代わりとなる財源を求める声も出ています。野党の意見に耳を傾けながら財源をどう確保するのか議論を深める必要があります」とした。

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