今季は1、2軍打撃巡回コーディネーターを務めていた阪神・和田豊氏がヘッドコーチに就任することが決まり、6日に兵庫・西宮市内の球団施設で会見に臨んだ。監督経験者が同じ球団の参謀役になるのは極めて異例。

「全員で束になって戦う気持ちを一つにして」と決意した。

 阪神一筋の名伯楽が来季は藤川監督の参謀となって支える役割を担う。2012~2015は1軍監督を務め、フロントに入った後に2軍監督も経験した。阪神を知り尽くす新任の和田ヘッドコーチは「今年1年藤川監督を見てきて、春先から本当に360度アンテナを張り巡らせて、いろんなことに神経をすり減らして、1年間大丈夫かなという思いで少し心配していたけど、それを最後まで貫き通された。ただ、これが毎年続くようでは精神的にとても大変だと思う。ちょっと先回りして、少しでも軽減させられるように。私も監督同様いろんなところに目を光らせながら一緒にやっていきたい」と話した。

 藤川政権1年目の今季はヘッドコーチが不在。投手は安藤投手チーフコーチ、野手は藤本総合コーチが中心となり、チーフコーチ制でチームを運営していた。

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