サッカー日本代表は6日、年内最後の活動となる国際親善試合・ガーナ戦(11月14日・豊田ス)、ボリビア戦(同18日・国立)のメンバーを発表し、オーストリア1部ザルツブルクでプレーするFW北野颯太(21)、ベルギー1部シントトロイデンのFW後藤啓介(20)、同GK小久保玲央ブライアン(24)を初招集した。

 森保一監督は、21歳北野と20歳後藤という若く伸び盛りの2人を招集した理由について「いまクラブでヨーロッパの舞台で監督に評価され、チームのレギュラーとして、安定して試合に出ていること。

我々も彼らを日本にいるときから、欧州に渡ってもスカウティングしている中、確実に成長しているところを感じている。攻撃のトップ、2列目の選手はすでに世界のトップ基準のいい選手がいるが、そこに割って入れるだけの、またW杯に向けて、そしてその後の成長も日本のために戦力になってくれるという期待を込めて招集させていただいた」と説明した。

 北野は172センチ、60キロと小柄ながら高い技術とゴールセンスを持つFW。今年6月、C大阪からザルツブルクへ移籍し、1年目からリーグ戦10試合4得点と結果を残している。10月27日のAウィーン戦、2日のSVリート戦で2戦連続得点するなど好調。最高峰の欧州CLに次ぐ欧州リーグでデビューを果たした。

 また191センチの大型FW後藤は、磐田から23年11月にベルギーの名門アンデルレヒトに期限付き移籍。24年12月に完全移籍となり、今季はシントトロイデンへ期限付き移籍。高さと柔らかさを兼ね備えたストライカーで、今季はリーグ戦11試合3得点を上げている。

 10月14日のブラジル戦(3〇2)で歴史的初勝利を飾った日本代表。しかし攻撃陣は9月下旬から欠場が続くMF三笘薫(28)=ブライトン=、ブラジル戦で負傷したMF伊東純也(32)=ゲンク=が招集外となり、若手にチャンスが与えられた形だ。また今回は天皇杯準決勝に出場するFC東京、広島、町田、神戸の選手たちは招集外となり、FC東京DF長友佑都や町田DF望月ヘンリー海輝、広島GK大迫敬介らは外れた。

編集部おすすめ