NHKは7日、俳優・仲野太賀が主演を務める2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(1月4日スタート)の語りを女優の安藤サクラが務めることを発表した。

 「豊臣兄弟!」の公式サイトで「仲野太賀主演、来年1月4日(日)放送開始の大河ドラマ『豊臣兄弟!』。

ドラマのキービジュアルが完成しました」とまずはキービジュアルを発表した。

 そして「さらに、ドラマの語りを安藤サクラさん、音楽を木村秀彬さんが務めること、初回放送は15分拡大版となることも決定しましたのであわせてお知らせします」と伝えた。

 安藤は、ヒロインを務めた2018年度後期の連続テレビ小説「まんぷく」のチーフ演出・渡邊良雄監督との再タッグに感激。公式サイトにコメントを寄せ「チーフ演出の渡邊良雄監督をはじめ、尊敬するスタッフ・キャストの皆さまと大河ドラマで再会できることを、心から嬉(うれ)しく思っております」と喜んだ。そして「私にとってご縁の深い方々と、語りという立場で作品を共にできることが新鮮でこの一年がとても楽しみです」という。「初めて冒頭を拝見したとき、監督が描くダイナミックであたたかい世界観と、太賀くんの躍動感と安心感に心震えて涙がでました。とにかく誠実にこの作品に寄り添っていきたいです。誠心誠意、豊臣兄弟!を見守ってまいりますので、視聴者の皆さまにもどうか一年間あたたかく見守っていただけたら幸いです」とメッセージを寄せた。

 制作統括の堀内裕介チーフ・プロデューサーは「『語り』として物語にいざなってくれるのは、女優・安藤サクラさんです。日本国内はもちろん、海外でも活躍されており、その演技力の高さは言うまでもありません。そんな安藤さんが、秀長・秀吉という兄弟を、ときに遠くから見守り、ときに優しく寄り添いながら、二人の波乱に満ちた人生に伴走してくれます」と安藤の起用についてコメント。「安藤さんならではの感性あふれる『語り』にぜひご注目ください」と呼びかけた。

 同作は仲野が豊臣秀長(豊臣秀吉の弟)役で主演を務め、天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く夢と希望の下剋上サクセスストーリー。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。秀長の兄で、天下統一を果たす戦国武将・豊臣秀吉役は池松壮亮が演じる。

 ほかにも豪華キャストが発表されており、織田信長役は小栗旬、信長の妹・お市役は宮﨑あおい、豊臣兄弟の最大のライバルである徳川家康役は松下洸平が務める。

 安藤はこれまで、映画「かぞくのくに」「0.5ミリ」「百円の恋」「DESTINY 鎌倉ものがたり」「万引き家族」「ある男」「怪物」「BAD LANDS バッド・ランズ」「ゴジラ-1.0」、ドラマ「ゆとりですがなにか」「ブラッシュアップライフ」などの話題作に出演。NHKでは、連続テレビ小説「まんぷく」(主演)、大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」、「書店員ミチルの身の上話」「ママゴト」「旅屋おかえり」などに出演してきた。

 キービジュアルは撮影を川島小鳥(かわしま・ことり)氏、アートディレクターを坂脇慶氏が担当した。音楽は木村秀彬(ひであきら)氏が務める。木村氏は「長い歴史のなかで多くの名曲が生まれてきた大河ドラマ。いつか(脚本家の)八津先生の作品に携わる機会があればと願っておりましたが、この大舞台でご一緒できることを嬉しく感じています」とコメントした。

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